[ウルドゥー語/ヒンディー語ページ参考書]

ウルドゥー語/ヒンディー語の辞書

Since 2004/4/12 Last Updated 2006/8/5


  1. ウルドゥー語の辞書
  2. ブックマーク=#urdudic

    ページトップへ
    加賀谷 寛『ウルドゥー語辞典』
    2005.大学書林.ISBN4-475-00155-2.63000円(税込).A5-1592ページ.
     ついに出た史上初のウルドゥー→日本語辞典。しかしこの値段は何だ! 6300円の間違いではありません。「ウルドゥー語専攻の学生と一般学習者の利用に役立つことができるならば」(まえがき)なんて書いてるけど、まずこの値段からしてムリ。私も長らく買えず、出版から1年たってようやく「ウルドゥー語のサイトを作ってるんだから」という義務感のもとに多大なる決意をして買いましたが、この値段じゃ人にはお勧めできません。
     語数45500語、用例も豊富、発音表記も語源表記など基本性能はもちろん備え、名詞は単に男女の別だけでなく、変化のしかたに従って男1、男2、女1、女2などと書いてあるし、動詞は主語が能格になるかどうか、後置詞に何を使うかなど、文法情報も親切です。下の古賀勝郎・高橋明編『ヒンディー語=日本語辞典』の項で述べたように、「()の項に「行く」だけでなく助動詞の意味も載せてこそまともな辞書」というのが私の持論ですが、ウルドゥー語辞典で()に助動詞の意味を載せてるのは、少なくともこのページで紹介している各辞書のなかでは(辞書というより語彙集であるUrdu-English vocabularyを除けば)この辞書をおいてほかにありませんから、「唯一のまともなウルドゥー語辞典」と言えるでしょう。
     難点は高価だというだけでなく、語数・ページ数の割に分厚すぎること。1592ページって多いようでいて実は高校生用の英和辞典程度でしかありません。なのに分厚すぎ。薄い紙を使い、1段組を2段組にし、活字の級数を小さくするなどして、ハンディ化に努めてもらいたかった。分厚さを補うせいか背が大きく開くようになっており、開いたまま机の上に置くのがラクなんですが、そのせいで逆にすぐこわれそうな製本。ムリして片手でもって落として63000円もする本をこわしたら泣くよ。器の値段と粗末さに、著者40年来の労作も泣いているというところでしょうか。
     あとはナスフ体なのが難。今じゃコンピュータ使えるんだからナスターリーク体にすればよかったのに。
    ブックマーク=#urdu6000

    ページトップへ
    鈴木斌(すずき・たけし)、麻田豊編『ウルドゥー語常用6000語』
    1980.大学書林.ISBN4-475-01180-9.4500円+税.B7−400ページ.
     あまりに高価で手が出ない上記『ウルドゥー語辞典』を除けば、ウルドゥー語→日本語辞書の代用となりうる唯一の本。姉妹書として『ウルドゥー語基礎1500語』がありますが、大は小を兼ねるはずなのでとりあえずこちらを買っておくといいでしょう。ナスフ体使用。もちろん発音のローマ字表記もあるし、語源表記(ヒンディー語と共通語彙なのかペルシア語語彙なのか…)もちゃんと載っていて役立ちます。使いにくい点としては、例句中で「〜」の記号が二つの意味で用いられており(「見出し語と同じ部分の省略」と「だれだれ・何々」という意味)、時にどっちなのか迷うことがあることぐらいかな。
    ブックマーク=#20ue

    ページトップへ
    Bashir Ahmad Qureshi : Standard 20th Century Dictionary, Urdu into English
    1960.Lahore → 1996. Delhi (Educational Publishing House).B5−688ページ.
     もとはラホールで出た辞書(Kitabstan's 20th century standard dictionary)ですが、インドでリプリントされてRs.250で売ってます。 発音表記つきで、語形変化情報や派生語などもしっかり載っています。 麻田豊先生によれば「現段階で初学者が安心して使用できる辞書は本書をおいてない」(研究社『世界の辞書』p.145)。 ナスターリーク体使用。
     そんなわけで一番頼りになる辞書だし、たぶん日本でウルドゥー語を勉強している学生のほとんど全員が持っているのでしょう。ただ欠点は、印刷が汚くて読みにくいこと。それから派生形が基本形の中の小見出しになり、しかも改行されているわけではなく、汚い印刷なので探しにくいこと。たとえばコピュラ動詞が、なんと(これは1人称単数形じゃなく「うん」という間投詞のほう)の派生形扱いになっていて、の大見出しのもと、小さく載っていたりします。こんなふうに配列にちょっとクセがあるので、なれないと目的の語を探すのに苦労します。
    ブックマーク=#euuecd

    ページトップへ
    Dr. Abdul Haq : English-Urdu Urdu-English Combined Dictionary
    2001. Delhi (Star Publications).A5−1460ページ.
     上の『Standard 20th 〜』および『Advanced 21st Century Dictionary, English into English and Urdu』を合本にしてA5の版型にしたもの。もっとも後者のほうはSupplement部分がカットされています。
     もとの本の書名や著者名がどこにも書かれていないのでわかりにくいですが、もしこの版本が入手できたら、A5で携帯に便利なのでぜひ買うといいでしょう。2冊の辞書の合本なのでかなり分厚いですが、片手で持てるぎりぎりの厚さにおさまっています。
     インドでの定価がどこにも書いていませんが、私はたまたま神保町のアジア文庫に入荷されていたものを4950円+税で入手しました。
    ブックマーク=#20uegem

    ページトップへ
    M. Raza-Ul-Haq Badakhshani M.A. : Gem Pocket 20th Century Dictionary, Urdu into English
    2003.2002. Delhi (Educational Publishing House).B7−476ページ.
     『Standard 20th 〜』の版型が大きくて(B5だがかなり大きい印象をもつ)不便だという人は、このポケット版も便利です。Rs.40。ナスターリーク体使用。
     なお、これ以外に、中間段階の『Concise 20th century Dictionary』もあるのですが、大きさの割に1段組みで語数が少なく、説明も簡略で、ナスフ体使用と、かなり見劣りがするのでおすすめできません。
    ブックマーク=#platsdic

    ページトップへ
    John T. Platts : A Dictionary of Urdu, classical Hindi and English
    1884. Oxford.B5−1259ページ.
     ウルドゥー語→英語辞書の古典的名著。19世紀の辞書でありながら現在でも役に立つ。見出しはアラビア文字のナスフ体で、反舌音は4点で表記するタイプ(たとえば(かけら)はのように表記)。もちろんウルドゥー語式のアラビア文字順であるが、ヒンディー語系などの語はデーヴァナーガリーも併記。現在でもOxfordから「純正品」が出版されているが、インドやパキスタンでさまざまなリプリントがあり、それを入手するのが安い。左はインドのMunshram ManoharlalのリプリントでRs.800。
    ブックマーク=#flndic

    ページトップへ
    S. W. Fallon : A New Hindustani English Dictionary with illustrations from Hindustani Literature and Folklore
    1879. Banaras.B5−1216ページ.
     これもPlattsの辞書と並んでウルドゥー語→英語辞書の古典的名著(こっちのほうが早い)。Platts同様に見出しはアラビア文字のナスフ体で、ヒンディー語系などの語はデーヴァナーガリーも併記するのだが、反舌音の書き方が横線だけだったり、横線+2点だったりしてちょっと変わっている(たとえば(かけら)はのように表記)。副題にあるようにことわざや民謡や詩などの用例が豊富(ただしすべてローマ字表記)で、詩などは2行や4行ドカンと載っていたりする。また発音は標準的な発音のほかいろいろなバリエーションを併記している。個性的な辞書なのでこれ1冊だけを使うのは危険だが、さまざまな辞書と併用すると実に便利。もとはベナレス(ヴァラナシ)で出版されたようだが、現在ではインドやパキスタンでさまざまなリプリントがある。パキスタンのものはUrdu-English Dictionaryのように題名が変わっていることがあるので注意。左はインドのAsian Educational ServicesのリプリントでRs.750。
    ブックマーク=#urdvoc

    ページトップへ
    M. A. R. Barker 他 : Urdu-English vocabulary : students pronouncing dictionary
    1980. Spoken Language Services Inc. (New York).A5-341ページ.
     もともとこの本は、カナダ・モントリオールで出版されたUrdu newspaper word countという、1960〜1961年のパキスタンの新聞15紙から抽出した記事の語彙頻度調査をもとにした6579語の語彙集。しかしこの本の特徴は文法情報が実に詳しく載っていること。たとえば形容詞は、「語形変化をするかしないか」×「修飾語用か述語用か」で4種類に分類されています。後者について補足すると、文法トピックス−pasandの用法で書いたように、「好きだ」という形容詞にはとがありますが、「〜が好きだ」というときには前者、「好きな〜」というときには後者しか使えないのですが、この違いをハッキリ書いているのはこの辞書しかありません。その意味では初学者には必需品です。ナスターリーク体を使用しているのもうれしいところです。なお、この本は穂高書店などで常時在庫していますので容易に入手できます。
    ブックマーク=#jusdic

    ページトップへ
    鈴木斌、麻田豊編『日本語ウルドゥー語小辞典』
    1992.大学書林.ISBN4-475-00074-2.8000円+税.A6-821ページ.
     唯一の日本語→ウルドゥー語辞典。日本語はひらがな五十音順で、漢字索引などはないので、あくまで日本語話者のウルドゥー語作文用。ウルドゥー語はナスフ体使用で、基本的には単に訳語を示すのみ。訳語が複数ある場合のニュアンスの違いなどは記されていないので、そういうことはウルドゥー語→英語辞典などで調べる必要があります。発音も記されていません。一般的に作文辞典には発音や文法などの詳しい情報は載ってないほうが普通なんで仕方ないのかもしれませんが、できれば記してほしかった。それから文法情報は、動詞については目的語にどういう後置詞を使うか、それから名詞については性別を示しています(ただし、女性名詞は*印、というふうに記号化されているので注意)。作文辞典であることを考慮すれば、親切な配慮だといえるでしょう。
    語数は不明ながら、『ウルドゥー語常用6000語』プラスアルファ程度の語彙を日本語順に並べたもの、という印象を与えます。本格的な作文には力不足かもしれませんが、なにより日本語でひけるのがありがたい辞書です。
    「はしがき」は例によって鈴木節で、読んでいると思わず笑みがこぼれます。
    ブックマーク=#21eu

    ページトップへ
    Bashir Ahmad Qureshi : Advanced 21st Century Dictionary, English into English and Urdu
    1960.Lahore → 2002. Delhi (Educational Publishing House).B5−926ページ.
     もとはラホールで出た辞書(Kitabstan's 20th century Practical Dictionary)ですが、インドでリプリントされてRs.225で売ってます。 2002年に改訂増補されたので、この出版社からリプリントされている同系列の辞書の中で、これだけが20thじゃなく21stになっているのにご注意を。 書名のとおり厳密には英語→ウルドゥー語辞書ではなく、ウルドゥー語の訳語がくっついた英英辞典なんですが、ウルドゥー語で長々と説明されるより、そのほうがかえって外国人には使いやすいです。 同系のコンサイス版(書名はConcise 20th Century Dictionary 〜)もあります。 ナスターリーク体使用。
    ブックマーク=#oxfeu

    ページトップへ
    Shanul Haq Haqqee : The Oxford English Urdu Dictionary
    1995.Oxford.B5−2099ページ.
     池袋のジュンク堂に常時在庫している辞書。 英語をウルドゥー語で詳しく説明したタイプの辞書で、最初の訳語だけ見ればあとは外国人には不要。 もっともこれをしっかり読解する練習をすれば読解力がつくんだろうけどね。 ナスターリーク体使用。
    ブックマーク=#flnprvb

    ページトップへ
    S. W. Fallon : A Dictionary of Hindustani Proverbs including Many Marwari, Panjabi, Maggah, Bhojpuri and Tirhuti `roverbs, Sayings, Emblems, Aphorisms, Maxims and Similes
    1886. Banaras.B5−320ページ.
     Fallonの辞書のFallonが作ったことわざ辞典。長い長い副題にあるように、インドのさまざまな地域のことわざ類を広範囲に集めたもの。ただし見出しはローマナイズのみで、アラビア文字やデーヴァナーガリーは一切なく、しかもABC順。内容別の索引などは一切ないので、テキストに出てきたことわざをひくことはできても、折にふさわしい気のきいたことわざを引用したいときには不便。まぁ、そういうことをするなら、普段からこの辞書を「読む辞書」として片端から読んでおくことなんでしょうけどね。左はインドのAsian Educational ServicesのリプリントでRs.695。
    ブックマーク=#pleasure

    ページトップへ
    Sultan Nathani : Urdu for Pleasure for Ghazal Lovers Intekhab o Lughat
    1974/2002.Nathani Trust(Mumbai).ISBN81-900253-0-9.Rs.500.A5−179+372ページ.
    →「ウルドゥー語の参考書」ページに掲載しているのでそちらを参照。

  3. ヒンディー語の辞書
  4. ブックマーク=#tshjdic

    ページトップへ
    古賀勝郎・高橋明編『ヒンディー語=日本語辞典』
    2006.大修館書店.ISBN:4-469-01275-0.18000円+税.B5-1439ページ.
     ついに出た本格的なヒンディー語→日本語辞典。語数は明示されていませんが大修館書店のサイトの宣伝によれば8万語とのこと。「質・量ともに、世界の最高水準のヒンディー語辞典」とありますが、見出し語数が10万を越える辞書はあまりない(あることはあるが、複合語を別に数えなければ語数はぐっと減る)ので、決して誇大広告ではありません。特にこの辞典では、現代インドで日常的に使われている英語からの借用語がいっぱい載っています。他の辞書では英語系借用語はほとんど無視されてしまいなかなか調べられないのでとても重宝します。
     あと、ペルシア語・アラビア語系の語ではアラビア文字でスペルが書かれているのがとても便利です(同じ語をウルドゥー語の辞書で引きなおすときに意外に探しにくいもんで)。ただしサンスクリット系の語については説明を割愛しているのがちょっと残念。もっともこれは、ちょっと掘り下げるとけっこうやっかいな問題にぶちあたるため今回は見送ったとのことで、著者の誠実な態度のあらわれなのかもしれません。
     それから文法・語法を豊富な例文をあげて詳しく説明しています。たとえば()は「行く」という本動詞の意味のほかに受動態や進行形や完了などの助動詞として使われますが、既存の多くの辞書は本動詞の意味しか載せてません。まるで「そんなことは文法書を読め」とばかりに。でも英和辞典でhaveをひけば「持つ」以外に完了の助動詞やhave toなどの意味も載ってるんだからヒンディー語辞典でも載せるべきでしょう。その意味ではこの辞書が出てやっと「ヒンディー語辞典にもまともな辞典が現れた」といえるのかもしれません。
     欠点は、発音表記がないことと、版型がB5なのでハンディさに欠けること、それからあまりに例文が豊富すぎて語義が埋もれてしまって読みにくいこと。古賀先生の『基礎ヒンディー語』にも痛感するんですが、どうも古賀先生の本はレイアウトに難がありますね。
     少々お高いですが、無理をしてでも買い揃えるべき辞書といえましょう。
    ブックマーク=#hjjh

    ページトップへ
    土井久弥編『ヒンディー語小辞典』
    1975、1982.大学書林.ISBN:4-475-00111-0.15750円(税込).A5-466ページ.
     上記『ヒンディー語=日本語辞典』が出るまでは唯一のヒンディー語→日本語辞典だった辞書。 簡単な日本語→ヒンディー語語彙集がついており、 日本語→ヒンディー語辞典としてはいまだに唯一の存在。 文法のまとめがついているので、てっとりばやくヒンディー語の文法を概観したい人にも便利です。 欠点は、説明が簡単すぎること、発音表記がないことかな。
     あとは、語義が多めなのが気になります。たとえばMcGregorのOxford Hindi-English Dictionary(以下、「McGregorの辞書」)と比較すると、McGregorの辞書に載ってない語義が羅列されている場合がままあります。ひょっとしたら古語や方言などの意味を網羅しているのかもしれず、それならそれで便利な場合もあるのですが、逆に、現代標準ヒンディー語としては、どの意味までが有効なのかが気になります。だから、同時にMcGregorの辞書もひいて、それにもちゃんと出ているかどうか確認しなければならないことがあります。
    ブックマーク=#aahindic

    ページトップへ
    町田和彦編『ヒンディー語研修テキスト』(語彙集)
    1994.東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所。無料。WEBからダウンロード可能。
     このテキストについては説明をヒンディー語の参考書のほうに書いたので、ダウンロードの場所を含めて、詳しくはそっちを見てください。上記『ヒンディー語小辞典』が高価で入手もしにくくなっており、学習用の基礎語彙集も出版されていない現状では、これをぜひWEBからダウンロードして全ページ印刷して使うべきです。
    ブックマーク=#oxfhe

    ページトップへ
    R.S.McGregor : Oxford Hindi-English Dictionary
    1993.A5−1083ページ.
     見出し語約70000の本格的な辞典。 語源情報もしっかり載っており、発音表記もついていて便利。 ヒンディー語の辞書には発音表記がないのが普通ですが、ヒンディー語は細かいところでつづりと発音が一致しないところがあるので初学者には発音表記はありがたい。 もっともこの発音表記は音素表記で、サンスクリットのローマ字表記と互換性をもたせているので、ヒンディー語から入った人はとっつきにくいかもしれない (特に鼻母音化記号をサンスクリットのアヌスヴァーラの表記と同じ、 で表す点など)が、逆にサンスクリットから入った人には便利だし、 サンスクリット直系語でなくてもたとえばをひくとをひくとのように、サンスクリットの単語が出てたりするので、サンスクリットと両方勉強している人には何かと便利。
    L23.99で、洋書屋では6〜7000円程度で買えるはず。 ただし実はこの本、インド地域には別定価をつけて輸出されており、 穂高書店など、 アジア書籍取り扱い店ではその安い値段に基づいた値段で売っていたりするので、 問い合わせてみることである。
    ブックマーク=#hbhe

    ページトップへ
    Hardev Bahri : Learner's Hindi-English Dictionary
    1981.Rajpal & Sons, Delhi Rs.175.A5−758ページ.
     語数は少ない(10500)のですが可算名詞/不可算名詞の表示をやっていたりいろいろ工夫している辞書。 ローマ字で発音表記もしてある。 ただし語源(サンスクリット起源なのかペルシア語起源なのか…)はナシ。 類義語や反義語ものっており、巻末には語彙集だの人名だの付録が充実している。
    ブックマーク=#hbeh

    ページトップへ
    Hardev Bahri : English-Hindi Dictionary
    1981.Rajpal & Sons, Delhi Rs.190.A5−948ページ.
     上記の姉妹版の英語−ヒンディー語辞典。 作文用にそろえておきたい。 なお、見出し語のあとの最初のデーヴァナーガリーは、単に英語の発音を表わしているだけであり、訳語はその次なので注意。
    ブックマーク=#tyhindic

    ページトップへ
    Rupert Snell : teach yourself hindi dictionary hindi-english/english-hindi
    2004.London (Hodder Education). ISBN0-34-081193-5.UK L19.99.A5−225+29ページ.
     teach yourselfのシリーズ。前半85ページぶんがヒン−英で、後半139ページぶんが英−ヒン。冒頭29ページぶんが文法概説です。語数は不明ながら、ヒン−英はだいたい1ページ40語ほど載ってるので、単純計算で3400語程度ということなのでしょう。そんなわけでdictionaryと銘打ってはいますが実際には語彙集というところです。ただ、日本ではウルドゥー語の基礎語彙集は大学書林から出ている(ウルドゥー語基礎6000語)のに、ヒンディー語のは出ていないので、基礎語彙集が必要な人には役立つことでしょう。上のデータは英国版ですが、米国版は$14.95で、これを日本の某通販で私が買ったときは1480円でした。この程度の値段ならば買っておいて損はないでしょう。


    ※ご意見、ご教示などは、に戻り、掲示板あるいはメールで賜るとありがたく思います。