ヒトーパデーシャ1-2(4/4)
鹿とカラスとジャッカル

※(鹿のセリフの続き)

「またさらに

♪祭りのとき、不幸を受けたとき、飢饉のとき、敵の攻撃を受けたとき、王の宮殿の門で、そして墓地で、いてくれる人こそ友である」

ジャッカルはわなを繰り返し観察して考えた。
「このわなはとてもしっかり縛られている」
そして言った。
「このわなは腱で作られている。しかし今日、日曜日に、どうして私はこれに歯をあてられましょうか。友よ、もし君が心変わりをしないならば、夜明けになれば君の言うとおりにしてあげよう」
そう言って、ジャッカルは鹿のそばに自らを隠して立った。
その後かのカラスは、夕方になっても鹿が戻ってこないのを見て、あちこち探した後、そのようにわなにかかっている鹿を見て言った。
「友よ、これは何だ?」
鹿は言った。
「友人の言葉を無視した結果がこれです。また次のように言われています。

♪親切な友人の言葉を聞かない者の不幸は近くに迫っている。そういう男は敵を喜ばせる」

カラスは言った。「あのジャッカルはどこだ?」
鹿は言った。「私の肉を狙ってまさにここにいます」
カラスは言った。「友よ、以前に私が言ったとおりだ」


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