実習梵語学 演習(1)解答

この解答は原著になく、まんどぅーかが作成したものです。間違いなどありましたらお教えいただくと幸いです。

1. 本文
連声前
文法解説
〜のように
名男単主
木(は)

そのように
名中単主
果実(は)
日本語訳 木のように果実あり。
備考 辻文法p.251に全く同文がのっており、 そこの訳は「木に従って果実は異なる」とある。
また、ゴンダ文法練習題1-5にも同じ文がある。 よほど有名な文なのだろう。
は比較・結果・目的・狙いを示す。比較には単独でも、また …の形でも用いられる(二宮p.133)
DN表記

2. 本文
連声前
文法解説 名男単主
怒りは
名中単主
原因(は)
名男複属
不幸の
日本語訳 怒りはさまざまな不幸の原因である
備考  
DN表記

3. 本文
連声前
文法解説 名男単主
満足は

こそは
名男単属
人の
形中単主
最高の
名中単主
日本語訳 人にとって満足こそが最高の宝である
備考  
DN表記

4. 本文
連声前
文法解説 形中単主
変化しやすい

実に
名中単主
若さは
形中単主
不変の
名男複処
人々において

第一に
日本語訳 変化しやすい若さこそは、人々において第一に不変である
備考  
DN表記

5. 本文
連声前
文法解説 名中単主
半分は
名女単主
妻(は)
名男単属
人間の
日本語訳 人間の半分は女だ
備考  
DN表記

6. 本文
連声前
文法解説
ない
名中単具
勇気(によって)

[具]なしで
名男単主
征服は
日本語訳 勇気なしに征服はない
備考  
DN表記

7. 本文
連声前
文法解説 名中単処
根本(にて)
過分中単処
殺された
過分中単主
殺された
名中単主
すべてが
日本語訳 根本が死んで全てが死んだ
備考  
DN表記

8. 本文
連声前
文法解説 名男複主
既婚婦人たちは
名女複主
娘たちは

形男(女)複主
得やすい
名中単主
財産は
数中単主
1つ(は)
形中単主
得がたい
名男単処
世界で
日本語訳 既婚婦人や未婚女性は得やすいが、世界で一つの財産は得がたい
備考  
DN表記

9. 本文
連声前
文法解説 代中複主
すべての
名中複主
生物は
名中単処
喜びに
過分中複主
[処]に喜ぶ
日本語訳 すべての生物は楽しさに喜ぶ
備考  
DN表記

10. 本文
連声前
文法解説
ない
名男単従
貪欲より
名男単主
〜より多い
名男単主
罪(は)

ない
名中単従
寛大さより
名男単主
〜より多い
名男単主
美徳(は)
日本語訳 貪欲に勝る罪なく、寛大に勝る美徳なし
備考  
DN表記

11. 本文
連声前
文法解説 過分男単属
病人の
名中単主
薬は
形中単主
いやす
形男単主
健康な(人は)

しかし

(どうして)
名中複具
薬(によって)
日本語訳 病人にとって薬は役に立つが、健康な人はどうして薬が必要だろうか
備考 属格は「〜にとって」という意味になることも多い。 過去分詞や形容詞は「〜である人」という名詞の可能性も考えること。
DN表記

12. 本文
連声前
文法解説 名男単主
馬は
形男単主
やせた

もまた
名女単為
美のために
過分男単主
栄養のよい

もまた

ない

しかし
名男単主
ロバ(は)
日本語訳 やせた馬も太った馬も美しいがロバはそうではない
備考  
DN表記

13. 本文
連声前
文法解説 代中複処
すべての
名中複処
飲料にて
名中単主
水は
形中単主
第一の
日本語訳 すべての飲料の中で水は最高だ
備考  
DN表記

14. 本文
連声前
文法解説 形男(中)複従
貪欲な
代語幹
すべて
接尾
[従格を作る]
名中単主
恐怖は
過分中単主
見られた
日本語訳 すべての貪欲さから恐怖が見出せる
備考  
DN表記