[サンスクリットページ参考書]

関連書籍

Since 2004/4/12 Last Updated 2006/6/27


ブックマーク=#sasiadic

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『南アジアを知る事典』
1992/2002.平凡社.ISBN4-582-12634-0.8000円+税.A5−1005ページ.
 調べものをするのに便利な一冊。 高いけどぜひそろえておきたい。
ブックマーク=#kzm

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風間喜代三『言語学の誕生』−比較言語学小史−
1978.岩波書店(岩波新書).新書−230ページ+索引3ページ.
 サンスクリットはヨーロッパでは比較言語学で注目されてきたので、サンスクリット研究史は比較言語学とかなりかぶっている。 その比較言語学の歴史をコンパクトにまとめた本。 残念ながら絶版。 この本の価値を知るまともな古書店では1500円ぐらいで売っている。 そういう価値を知らない郊外型大型古書店や、早稲田界隈の古書店をたんねんに探すと、200〜300円ぐらいで手に入るかもしれない。
ブックマーク=#osaa

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長田俊樹(おさだ・としき)『新インド学』
2002.角川書店.ISBN4-04-702123-7.
 近代ヨーロッパの「インド学」(現代のインドではなく古典時代のインドを研究する学問)がいかに発達し、またナチズムに見られるようなアーリア民族優越思想とどう結びついてきたかがわかる。 比較言語学への言及も非常に多いので、上記『言語学の誕生』と併読すると面白い。
ブックマーク=#indcosmo

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定方 晟(さだかた・あきら)『インド宇宙誌』
1985.春秋社.ISBN4-393-13232-7.A5−261ページ.2400円+税
 仏教とヒンドゥー教の宇宙観を各種の図表を用いてわかりやすく解説した本。サンスクリット文に出てくる暦や時刻や各種の単位などを参照するのに必携の本であるし、文学作品や経典の背景にある思想を知るためにも役立つ、読む事典。
ブックマーク=#qsjskt

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ピエール=シルヴァン・フィリオザ著、竹内信夫訳『サンスクリット』
2006.白水社(文庫クセジュ).ISBN4-560-50901-8.新書−165ページ.951円+税
 この本にはサンスクリットそのものの概説もありますが、むしろ面白いのは、サンスクリットがインドおよび周辺地域でどのような役割を果たし、どのように学ばれ使用されてきたかがまとめられている点。一読の価値あり。
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F.エジャートン著、久留宮円秀訳『仏典のことば−仏教混淆梵語十講』
1992.平楽寺書店.ISBN4-8313-1002-6.B6−158ページ.2136円+税
 「仏教サンスクリットといえばエジャートン」というほど、Franklin Edgerton : Buddhist Hybrid Sanskrit Grammar and Dictionaryはサンスクリット仏典を読むのに必携なのですが、英文で書かれていること、法則が山のように並んでいることから、なかなかとっつきにくいところがあります。この本は、エジャートンが仏教文献および言語の特徴について講義した講義録であり、もちろんこれ一冊ですべてを網羅することはできませんが、要点はしっかりふれられているので、これを一読した上で上述の文法書にあたればかなりわかりやすくなります。
 なお、同じ「仏典のことば」という書名の、中村元の有名なエッセーがあるので、注文や検索の際は要注意。


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