パンチャタントラ 5-9(2) - サンスクリット語(梵語)リーディング

日本語訳…… するとあるバラモンが私の家を訪れて～

日本語訳…… 適齢期に達した美貌に富んだ少女を与えるだろう。

日本語訳…… その人から私の息子が生まれるだろう。

日本語訳…… その子に私はソーマシャルマンという名をつけるだろう。
備考……

は、「[属]に名をつける」

日本語訳…… そして彼がひざで這うことができるようになったら、私は本を～

日本語訳…… ～買って、馬小屋の後ろに座ってそれを読みふけるだろう。
備考…… 最後の

～という語をゴンダは

と

～とに分けているが、文法的には複合語なのでくっつけて書くべきである。日本語版では

がたまたま行末に来ているので、日本語版でハイフンが抜けちゃったという誤植なのかと思ったら、英語版では行中にあるにもかかわらず切れているので、たぶん元からこうなっているのだろう。ここでは訂正してくっつけた。

日本語訳…… こうしているうち、ソーマシャルマンは私を見て～

日本語訳…… ～母の膝から膝で一生懸命はいはいして～

日本語訳…… 馬のひづめの近くを通って、私の近くに来るだろう。
備考……

～

(馬のひづめの近くにいる)は、ソーマシャルマン(幼児)ともこのバラモン(父)ともとれるが、次文以降の展開を考えれば、幼児であろう。幼児がひづめの近くを通って危ないので父が大声を出すのである。

日本語訳…… すると私は怒りで一杯になり、妻に対して言うだろう。

日本語訳…… 直ちに子供をつかまえよ

日本語訳…… 彼女もまた家事に専念していて我々の言葉を聞かないだろう。

日本語訳…… すると私は立ち上がって彼女を足蹴にするだろう。

日本語訳…… こうして彼は瞑想状態であるのに足蹴をしてそのびんを割った。

日本語訳…… 穀物の粉で彼は真っ白になった。
備考…… ちゃんと主語を補うのを忘れないこと。

で「白くなる」

日本語訳…… だから私は言う。

日本語訳…… 想像すべきでない未来の思案をする人は～

日本語訳…… 彼こそはソーマシャルマンの父のように白く横たわる。