s-アオリスト

√nī (導く) ア語幹anaiṣ-/aneṣ-
◎能動態 ◎反射態
1人称 anaiṣam anaiṣva anaiṣma 1人称 aneṣi aneṣvahi aneṣmahi
2人称 anaiṣīs anaiṣṭam anaiṣṭa 2人称 aneṣṭhās aneṣāthām anedhvam
3人称 anaiṣīt anaiṣṭām anaiṣur 3人称 aneṣṭa aneṣātām aneṣata
※アオリスト語幹は、語根のあとにsをつけて、前に加増音aをつける。
※母音は能動態では長音階になり、 反射態ではi、ī、u、ūで終わる語根では標準階、 ṛまたは子音で終わる語根では弱音階になる。
※語尾は第2次語尾(第2種活用)と同じだが、能単2、能単3が特殊。 また能複3は3類動詞同様に-urになる(黄色部)。
※sはa、ā以外の母音とk、sのあとではṣになる。 その副作用で語尾冒頭のtはṭになる。
※dhvamの前ではsは消失。もしṣになるはずだった場合はdh→ḍhとなる(青色部)。