[仏教サンスクリット]

名詞・形容詞(1)


  1. 性・数
    • 両数のかわりに複数を用いることが多い[エ5.6]
    • よってDvandva複合語も、両数にならず複数になることが多い[エ23.1]
    • 修飾語と被修飾語、主語と述語などの性が一致しないことがある[エ6.11-6.20]


  2. 主格
    • 「主格絶対節」と呼ばれる、主格を使った分詞構文がある[エ7.13]
    • 主格を具格や従格のかわりに使うことがある[エ7.14-15]


  3. 対格
    • 対格を定動詞のように使う[エ7.16]
    • 二つの目的語をどちらも対格にすることが多い[エ7.17]
    • 対格を時を表す副詞として使うことが多い(標準サンスクリット同様)[エ7.18]


  4. 具格
    • 具格を処格のかわりに使う[エ7.30]
    • 具格を従格のかわりに使う[エ7.35]
    • 具格を「〜のように」という意味で使う[エ7.37]


  5. 為格
    • 為格を属格のかわりに使う[エ7.43]


  6. 従格
    • 従格を具格のかわりに使う[エ7.46]
    • 従格を「〜なので」という意味の述語として使う[エ7.47]


  7. 属格
    • 属格絶対節(属格を使った分詞構文)が多く用いられる[エ7.53]
    • 属格を従格のかわりに使う[エ7.54]
    • 属格をとともに用い、「〜と思う」という熟語として使う[エ7.64]


  8. 処格
    • 処格を具格のかわりに使う[エ7.81]
    • 処格を従格のかわりに使う[エ7.82]
    • 処格を為格や属格のかわりに使う[エ7.83]


  9. で終わる名詞・形容詞
    • 男性単数主格の特殊形……、。[エ8.18-26]
    • 男性単数呼格の特殊形……が多い。その他。[エ8.27-28]
    • 男性単数対格および、中性単数主格・対格の特殊形……。[エ8.29-36]
    • 中性単数主格の特殊形……。[エ8.37]
    • 男性・中性の単数対格の特殊形……。[エ8.37]
    • 男性・中性の単数具格の特殊形……。[エ8.39-43]
    • 男性・中性の単数為格の特殊形……。[エ8.44-45]
    • 男性・中性の単数従格の特殊形……、[-ato、。[エ8.46-57]
    • 男性・中性の単数処格の特殊形……、[-esmim3、。[エ8.59-73]
    • 男性両数主格・対格の特殊形……。[エ8.74-76]
    • 中性両数主格・対格の特殊形……。[エ8.77]
    • 男性複数主格の特殊形……。[エ8.78-86]
    • 男性・中性複数呼格の特殊形……。[エ8.87-89]
    • 男性複数対格の特殊形……。[エ8.90-99]
    • 中性複数対格の特殊形……。[エ8.100-106]
    • 男性・中性複数具格の特殊形……。[エ8.107-115]
    • 男性・中性複数属格の特殊形……。[エ8.117-125]
    • 男性・中性複数処格の特殊形……。[エ8.126-127]


  10. で終わる名詞・形容詞
    • 女性単数主格の特殊形……、。[エ9.8-13]
    • 女性単数呼格の特殊形……、。[エ9.14-15]
    • 女性単数対格の特殊形……。[エ9.16-25]
    • 女性単数具格〜処格の特殊形……。[エ9.31,42,64]
    • 女性複数主格の特殊形……。[エ9.81-99]
    • 女性複数呼格の特殊形……。[エ9.100]
    • 女性複数具格の特殊形……。[エ9.101-105]
    • 女性複数属格の特殊形……。[エ9.106]
    • 女性複数処格の特殊形……。[エ9.107-108]