サンスクリット文法解析ページの見方
当サイトにおける、ゴンダ練習題など、サンスクリットの文章の文法解析ページの凡例です。
図例
1.
本文
連声前
文法解説
能過単3
いた
名男複処
マドラ国に
名男単主
有能な
形男単主
王が
日本語訳
マドラ国に有能な王がいた。
備考
の文法説明はゴンダ文法では「(かれは)あった」のみ(以下略)。
DN表記
凡例
本文
ローマナイズして、単語ごとに区切って書きます。 ただし母音の連声などで区切れなくなっている場合は区切りません。 複合語は原則一語扱いにします。 固有名詞の冒頭を大文字にするかどうかはもとのテクストによります (ゴンダ練習題では大文字にしてある)
連声前
連声をする前の形です。 本文の形と異なる箇所は
赤字
で書きます。
文法解説
単語の原形……原則として名詞・形容詞などは語幹、動詞は語根。 ただし分詞のうち、過去分詞のように生成法が不規則であり語彙集に載せてあるものについては、分詞の形の語幹を書きます (現在分詞や未来分詞は生成が規則的なので原則として語根のほうになります)。 また、使役動詞など二次活用動詞は、 能動態単数3人称(反射態しかありえない場合は反射態単数3人称)の形で書きます。 これらの動詞語根を知りたい場合には
をクリックしてください。一部は「備考」欄に書いた場合もあります。
……これをクリックすると語彙集の該当箇所にジャンプします。
文法的説明……略号は以下のとおりです。
名詞・分詞系……名=名詞。形=形容詞。現分=現在分詞。過分=過去(受動)分詞。過能分=過去能動分詞。完分=完了分詞。動形=動詞的形容詞(未来受動分詞、必然分詞)。代=代名詞。疑代=疑問代名詞。代形=代名詞型形容詞。数=数詞。
性……男=男性(masculine)。中=中性(neuter)。女=女性(feminine)。
数……単=単数(singular)。両=両数(dual)。複=複数(plural)。
格……主=主格(nominative)。対=対格(目的格。accusative)。具=具格(instrumental)。為=為格(与格。dative)。従=従格(奪格。ablative)。属=属格(所有格。genitive)。処=処格(位格。locative)。呼=呼格(vocative)。
その他……幹=語幹
動詞の場合は品詞名を書かない。ただし二次活用動詞については、使=使役動詞(causative)、意=意欲動詞(desiderative)、強=強意動詞(intensive)。名動=名詞起源動詞(denominative)。
態……能=能動態(active, parasmaipada)。反=反射態(中動態。middle, aatmanepada)。受=受動態(passive)。
時制と法……現=直説法現在(indicative present)、過=過去(imperfect)、願=願望法(現在)(optative)、命=命令法(imperative)、未=未来(future)、条=条件法(conditional)、ア=アオリスト(aorist)、完=完了(perfect)。未来と完了では単純、複合の別を示さなかった(単数複数とまぎらわしいし、見ればすぐわかる)。
数……単=単数(singular)。両=両数(dual)。複=複数(plural)。
人称……1=1人称。2=2人称。3=3人称。
その他……幹=語幹
不変化詞……接=接続詞。副=副詞。前=前置詞・後置詞。不定=不定詞。
その他……頭=接頭辞。尾=接尾辞。幹=語幹。
語義……その語の簡単な意味。訳文の語義とは必ずしも一致しません。 語義と訳がかなり異なる場合( )囲みにしたところがあります。 たとえば主格の名詞(例:蛙)が述語として用いられる場合、 「蛙である」と訳すわけですが、 文法解説の語義のところには、主格名詞なので「蛙(は)」と書きます。
また、語義欄での文法用語(上記の略号を使えるものは使って)[ ]囲みにします。 例:「[具]を欠く」=「〜を欠く(〜の部分は具格名詞)」
日本語訳
備考
DN表記……デーヴァナーガリー表記です。
※ご意見、ご教示などは、
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