法華経2(2/3)
方便品第二冒頭

※できる限り仏教専門用語訳を排して訳してみた。宗教・哲学的な意味はまったく考えていない。

(世尊のセリフの続き)
「シャーリプトラよ、正しく目覚めた阿羅漢である如来たちのあいまいに語ったものは理解しにくい。それはなぜかというと、さまざまなものに執着した衆生を解放するために、自己の信念である教えを、種々の巧妙で便利な方法の知識や見解と、行為の原因についての記述と、その根拠の説明を知らせることによって、さまざまな巧妙で便利な方法によって、見せるからである。
シャーリプトラよ、正しく目覚めた阿羅漢である如来たちは、偉大なる便利で巧妙な方法に関する知識と見解について、最高に熟達している。如来たちは執着せず、妨げられず、知識を示す力を持ち、誤りない知力を持ち、特別の感覚器官の力を持ち、悟りの要素をもち、瞑想し、解脱し、深い瞑想を達成し、稀有の教えを備えている。そして種々の教えを開示するのである。
シャーリプトラよ、正しく目覚めた阿羅漢である如来たちは偉大なる奇異で稀有なものを得たのである」

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